2024.06.13更新

 今月はドラッカーの名言から、経営に関するものをご紹介します。

1. まず、経営者が行うべきことは、自らの組織があげるべき成果を明確にすることである。
これは‥‥最も難しく、最も重要な仕事である。

2. あらゆる組織が自らについての定義をもたなければならない。
明快で一貫性があり、焦点の定まった定義が組織にとって強力なよりどころとなる。

3. 明日の組織のモデルはオーケストラである。楽団員のすべてが専門家である。
オーケストラはすべての楽団員が同じ楽譜を持って演奏をする。

4. 事業の定義は組織が目標を達成した時に陳腐化する。
目標を達成した時はお祝いをするべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時である。

5. 重要なことは明日何をするかではない。不確実な明日のために、今日何をするかである。

6. 企業の目的は企業の外にある。企業は社会の機関であり、目的は社会にある。
したがって、事業の目的として有効な定義は一つしかない。“顧客の創造”である。

7. 顧客は自らが求めるもの、必要とするもの、期待するものにしか関心を寄せない。
顧客の関心は常に「この製品、この会社は自分に何をしてくれるか?」である。

8. 最も重要な情報は顧客ではなく、非顧客(今、顧客ではない者)についてのものである。
変化が起きるのは常に非顧客の世界においてである。

9. 市場において目指すべき地位は“最大”ではなく、“最適”である。

10. 戦略計画とは何か。 それはリスクを伴う企業家的な意思決定を行い、その実行に必要な活動を体系的に組織し、それらの活動の成果を期待したものと比較測定するという連続したプロセスである。

11. あらゆる企業が自らの強みを知り、そのうえで戦略を立てる必要がある。
‥‥強みは常に具体的であって特殊である。

12. 他社はうまくできなかったが、わが社はさしたる苦労なしにできたものは何かを問わねばならない。同時に、他社は苦労なくできたが、わが社はうまくできなかったことを問わねばならない。

13. マーケティングの理想は販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品・サービスを顧客に合わせ、おのずと売れるようにすることである。


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投稿者: 株式会社TMAコンサルティング

2024.06.13更新

 今月はドラッカーの名言から、仕事に関するものをご紹介します。

1. 成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に着けているかどうかの問題である。

2. 問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。成果そのものは機会の開拓によってのみ得ることができる。

3. 成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。手元の仕事から顔をあげて、目標に目を向ける。組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。そして、責任を中心に据える。

4. 日常化した毎日が心地よくなった時こそ、違ったことを行うように自らを駆り立てる必要がある。

5. だれもが自分の強みをよくわかっていると考えている。しかし、たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。

6. 目標は難しいものにしなければならない。背伸びをさせるものでなければならない。だが、可能でなければならない。
不可能なことを目指したり、不可能なことを前提とすることは野心的と呼ぶに値しない。単なる無謀である。

7. 外の世界に目を向けることで、自らの専門分野だけではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。
成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向けるようになる。

8. 成長に最大の責任を持つ者は本人であって組織ではない。自らと組織を成長させるためには、何に集中すべきかを自ら問わねばならない。

9. 昔、ギリシアの彫刻家・フェイディアスはアテネのパンテオン神殿の屋根の彫刻を完成させた。だが、彼の請求書に対してアテネの会計官は支払いを拒み、「彫刻の背中は下から見えない。見えない部分まで彫って請求するとは何事か。」といった。
それに対しフェイディアスは答えた。「そんなことはない。神々が見ている。」

10. われわれは気質と個性を軽んじがちである。だが、それらのものは訓練によって容易に変えられるものではないだけに、重視し明確に理解することが必要だ。

11. 貢献に焦点を合わせることで、コミュニケーション、チームワーク、自己啓発、人材育成という、成果を上げるうえで必要な基本的能力を身につけることができる。


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投稿者: 株式会社TMAコンサルティング

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